平成時代を振り返るシリーズ第6弾です。
今回は風化させてはいけない、忘れない。その思いから平成の日本に甚大な被害を及ぼした台風を5つ紹介します。
もちろんその台風が来た時にはニュースのもなっていますので、聞けば思い出すと思います。
でも忘れている方もいると思いますので今一度災害を振り返って、今後につなげていきましょう。
平成時代に甚大な被害を出した台風被害5選
平成3年/台風19号 リンゴ台風


通称 :リンゴ台風
上陸 :1991年9月16日
最大風速:50m/s
最低気圧:925hPa
被害種類:主に風による被害
通常台風は北海道付近にくると温帯低気圧になり勢いは弱まるのですが、勢いは衰えず北海道上陸時点で中心気圧が950hPaもありました。
そのため台風の勢いは収まらず、日本海を速い速度で北上する進路を通ったため各地で暴風が吹き青森で収穫前のリンゴが木からほとんど落る被害が出ました。
広島県では重要文化財である厳島神社が倒壊。全九州の内およそ36%で停電
原因としては
- 日本に来た時勢力が衰えなかった
- 移動スピードが速く対策が間に合わなかった
- 日本海を進んだため右側に位置している日本海側の風による被害が多かった
- 北の方は台風に慣れていない地域だった
以上のことが被害拡大の要因とされていました。
平成10年/台風7号


通称 :特になし
上陸 :1998年9月22日
最大風速:42.6m/s
最低気圧:960hPa
被害種類:主に雨と風による災害
台風第8号・台風7号と、2日連続して近畿地方に上陸したことにより被害が拡大。
台風の移動速度が比較的速かったため、風の記録がより大きくなり最大風速42.6m/sは開始以来第2位の記録となりました。
死者18名、行方不明者1名、負傷者611名で被害総額は約130億円
文化財が集中している関西地方を直撃で奈良県が「室生寺」含む52件・滋賀県で18件、京都府で二条城など5件が被害を受けました。
平成11年/台風18号


通称 :特になし
上陸 :1999年9月19日
最大風速:35.2m/s
最低気圧:930hPa
被害種類:主に高潮と竜巻による被害
死者31名・負傷者1211 名の被害者が出ました。
諸塚(宮崎県)で486mm、萩原(岐阜県)で484mmなど東海から九州の一部で400mmを超える大雨がふりました。
高潮及び越波による浸水被害が、廿日市地区から坂地区・観音地区・草津地区・出島地区で多大な被害となりました
この台風で竜巻も発生。日本で発生した竜巻としては最大規模となってます。
この竜巻により台風接近時は竜巻の危険性もあるという事を知る事例ともなりました。
平成16年/台風18号 ポプラ台風


通称 :ポプラ台風
上陸 :2004年8月28日
最大風速:広島で60.2m/s、札幌で50.2m/s
最低気圧: 925hPa
被害種類:主に風による被害
死者43名、行方不明者3名、負傷者1,399名
風速に関してはこの時点での史上1位の最大瞬間風速を記録
厳島神社などが1991年に続き大きな被害を受けた。
りんご台風と非常に似た進路を取り、全国に被害をもたらした所も同じです。
山口で・札幌で記録的な暴風を観測、北海道大学のポプラ並木の約50本のうち4割が風で倒れた。
平成27年/台風15号


通称 :特になし
上陸 :2015年8月15日
最大風速:50.0m/s
最低気圧: 930hPa
被害種類:主に雨による被害
死者1名、重軽傷者134名、家屋の全半壊100棟、被害額約67億円
石垣市で風速71.0メートルを観測し、これまでの最大瞬間風速の記録を更新しました。
風は台風の進路に近い九州・沖縄で強くなり、
降水量被害では雲仙岳(長崎)、油谷(山口)、粥見(三重)で1時間・3時間降水量歴代記録を更新。
沖縄や九州を中心に、停電・道路冠水・交通機関の不通・高速道路の通行止めなど様々な被害をもたらしました。
平成時代ランキングのまとめ
まとめ
平成時代に甚大な被害を出した台風5選をお送りしました。
このほかの台風も多大な被害が出たことは間違いありませんが、今回は代表的なものを紹介させてもらいました。
思い出された方もいたと思います。
台風は自然災害ですので、誰が悪いとかはないのですが今までの台風から身を守る方法も学んできました。
これからも台風は必ず来ますので身を守る方法を探っていくことも大事だと思いました。
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