いよいよ令和の時代が始まりました。
皆さんはどのように令和を過ごしているでしょうか?
新時代が始まりましたが令和について色々な話題が出てきてますよね。
令和の令の字には2種類あるって知ってましたか?
よく考えて見ると気づくのではないでしょうか。
今回はその2種類の令とは何なのか?
そしてその令の成り立ちと意味、そして新時代になるにあたり結局はどの文字を使う事になるのかを考察していきたいと思います。
疑問に思うことは今のうちに解決してスッキリしておきましょう。
令和の令の文字は2種類ある
令和の「令」の文字には2種類あります。
それは

これは2つとも誰もが知っている文字だと思います。
現在は令の文字が支流みたいになっていますが、どちらも普通に使える文字です。
そしてどちらも「れい」です。
パソコンの変換では「令」しか出ないですね、ソフトとか入れれば出るかもしれませんが。
ではこの2つは何が違うのでしょうか?
この先で解説していきますね。
【令】の意味と、漢字の成り立ち
令の文字の意味
読み方は2つあり
1つ目は「りょう」意味は、律と共に根本をなした掟。大宝律令などの法律などの根本になるという意味。
2つ目は「れい」意味は、いいつける。相手に関係ある人を尊敬して言う語句。
この令に関して人名として使用できる名のりは、
【おさ、なり、のり、はる、よし、れ】の6つとなっています。
令の文字の由来
令の大元をたどっていくと象形文字から始まっています。
漢字の原型は頭上に頂く冠とひざまずく人の図が原型とされています。
天という傘の下であがめている的な感じですかね
こんな感じかな?
そこから進化していった文字が「令」このれいではなく
このれいでした。
ですのでこちらのほうが古くから使われていました。
中国の明の時代(1368年-1644年)中に令という文字に中国(明国)の影響で変化していきました。
日本でいうと室町~戦国~江戸時代という事になると思います。
変更された詳しい年号まではわかっていません。
なぜ令に変わったのか?
ではなぜ文字が変わったのでしょうか、元々がそんなに難しい字でもないと思うのですが
結論から言うと明国で行われていた木版印刷の影響です。
当時明国では書物を印刷するのに木版印刷を行っていました。
漢字も当然手彫りしていたので作業も大変でした。
そして
このれいの字の構造が問題になってきました。
この字のマの部分が掘りにくかったということです。
ですので文字そのものを変えてしまったという事です。
ですので令の文字になってからは歴史はそんなに古くありません。
この2つの「れい」は同じ文字で同じ意味という事になります。
令和発表の時に、どちらの「れい」が出てきても、この疑問は出てきたと思います。
なぜ令和に「令」の方を使用したのか?
4月1日に菅官房長官が新元号発表の際に出た文字は「令和」でしたね。
なぜこちらの令だったのでしょうか?
前述でもお話ししたようにどちらも同じ意味で、
万葉集を参考にして考えられているとの事でしたので、そうゆう意味では古いほうの文字からとっても良かったのではないかと思いましたが。
令和の文字を書いた方は、書道家の茂住修身(もずみおさみ)さんで。
ですが元号は、有識者の方たちが候補の中から選んだという事ですので、文字を書く時にはすでに字が決まっていたと思われます。
予想ですが有識者の検討の段階で、すでに文字が出ていた!
最初に原文を出された方があの「れい」にしたという事でしょう、真相はわかりませんが。
ですが現代に合わせたのではないかと推測は出来ますね。
印刷技術は今は関係ないですが、浸透してないですからね。
今はれいと言えば令となっているので、そういうことだと思います(推測ですが)
新しい元号が決まりあれこれ考えるのもまたいい機会ですよね。
新時代ではどちらを使用すればいいのか?
結論から言いますと
どちらでも大丈夫です。
手書きの時は
このれいのほうが書きやすいとかもあるかもしれません。
これからは令和という文字は様々な所で書くことになります。
ということで問題はありませんが、政府として統一してもらったほうがいいですよね。
処理するほうが紛らわしくなると思うんですけどね。
ですが1つだけ注意点があります。
それは名前に「令」の文字が入っている人です。
人名に使用した場合は、その文字で登録していますので「令」この文字以外を使用すると処理してくれないかもしれませんので注意してくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか、新元号「令和」の令の字は2種類あるがどちらを使えばいいのかについて考察していきました。
結論はどちらでもいいとの事でした、ですのでその辺は気にしなくていいですね。
自分的には発表の「令」でいいとは思いますけどね。
あと文字が変化したのは中国の影響だったんですね。
そのころの中国の影響力はす凄かったんだと改めて思いました。
新時代ももうすぐですがいい時代になるといいですよね。
コメントを残す